群馬県前橋市が最先端技術を活用した未来都市・スーパーシティ構想の国家戦略特区認定申請を国に行ったことを受けて記者会見を開き、概要を説明しました。
前橋市は、デジタル最先端技術や大胆な規制改革などにより、2030年の未来の生活を実現する未来都市を目指す「スーパーシティ」構想について、今月16日、国に申請を行いました。
テーマは「前橋めぶくグラウンド構想」です。
デジタル最先端技術と規制緩和の恩恵を受けることで時間と心のゆとりを生む「スローシティ」の実現を目指しています。誰一人取り残さず・皆で便利さを味わうために「人が学び育つ」「人がつながる」など4つのアプローチを掲げ、交通や教育・行政手続きといった12の先端サービスを策定しました。
また、スーパーシティ構想を支えるインフラ環境の整備として、マイナンバーカードや携帯電話、顔認証を組み合わせた「まえばしID」や、市民向けの通信ネットワークの整備を行う「まえばしモバイル」などといったサービスも展開します。
市によりますと、全国で20~30の自治体が申請していて、今月から内閣府のヒアリングなどを経て6月に5つの自治体が選ばれるということです。
採択後は約1年かけて詳細な計画などの策定を行うとしています。
このスーパーシティ構想について山本市長は、「誰一人取り残さない・パーソナライズされた端末によって市民サービスなどを充実させ、皆さんとともに新しい未来に挑戦していきたい」と期待の言葉を述べました。
