※歌詞の解禁タイミングがまだなので、今回は動画内に歌詞を表示しておりません。
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こんばんは、バランです。今回はスピッツさんの『ありがとさん』カバーですか。素敵な楽曲ですよね。
ところで、僕たちは何も違和感を覚えることなく『ありがとう』という言葉を使いますが
果たしてなぜ人は感謝を伝えるときに『ありがとう』というのでしょうか。
漢字で書くと『有難う』、つまり、有難い、めったにないってことでしょうか?
つまり、めったにないくらい奇跡的なことだから、めっちゃ感謝してるって意味ですかね。なるほど。
確かに、昔の人ってそういう婉曲的な表現しますよね。
江戸時代のトレンドなんでしょうか。普通に言えばいいのに。はい。
こういう流れって、現代語でもちょっとはありますよね。
例えば、『えもいわれぬ美しさ』とかは今でも言います。雅で幽玄な表現ですよね。ええ。
和歌やなんかで春の歌を歌う際、桜を見て言いがちだったりしません?しないかな。
一応、童心に帰って古文的な品詞分解とかします?皆さん古文とか全然やらないでしょう。僕もやらないです。
副詞の『え』が上に、下に打消の助動詞『ず』の連体形『ぬ』が来て呼応してます。まず連体形とかいう響きがすでに懐かしいもん。
『え~ぬ』で『全く~ない』なので、えもいわれぬは『何も言えない』で、何も言えないくらい美しい=めっちゃ綺麗ってことですよね。やるやる。
北島康介さんも、金メダル取った後に『何も言えねぇ』って言ってましたし、この感覚は時空を超えるのかもしれませんね。なるほど。
確かに、一目ぼれをした相手には、愛のことばは浮かびません。
自分の抱いている気持ちを相手に伝えられるような、そんな魔法のコトバは出てこないでしょう。そういうことなんですよねきっと。
ところで、『有難い』には『めったにない』という意味もあるらしいですが
それに関連して、お釈迦さまは面白いことを言っていたそうです。へえ。
『盲亀浮木(もうきふぼく)の寓話』っていうんですけど、ちょっとだけ面白いのでお話します。はい。
『盲亀』という字を読んでのごとく、主人公は盲目の亀です。目が見えないってことですね。
そんな亀なんですけど、百年に一度だけ水面に浮かび上がるそうです。流石の肺活量。
その亀が、偶然海を漂っている『浮木』、つまり海に浮いている木にたった一つだけ空いている穴に入ろうとするんですけど
それってめっちゃ難しくないですか?奇跡の連続すぎる。
まず100年に一度しか水面に出てこないのに、そこにたまたま木が流れてきて、しかもその木に一つしかない穴に入るなんて
宝くじが何回連続で当たるんだってくらい奇跡ですよね。数学とかでやりましたか?確率の積の法則ってやつ。途方もない低確率になるはずです。ええ。
だから、それってめったにないよね~って話です。えっ、オチなさすぎてビビる。唐突に終わるじゃん。
まあ、最後にその寓話と同じ位、人が人として生まれることって滅多にないことだよね~って話だそうですよ。ほう。
例えから急に伝えたいことが壮大になりましたね。お釈迦様の発想力にビビる。ユーモラス。
ちなみに、お釈迦様は『人として生を受ける』ということが『滅多にない』ことだって言ってますけど、果たして本当なのでしょうか。
少し、統計と確立で考えてみましょうか。フェルミ推定ってやつですね。がんばります。
まず、人間は大体70億人くらいいます。こう考えたら意外といますね。はい。
世界最大のサイである『キタシロサイ』は今、地球上に3匹しかいないのに。そう考えたら人類めっちゃ多い。
でも、マンボウは1回の産卵で3億個くらいの卵を産むらしいです。3億。キタシロサイの1億倍ですね。インフレがやばすぎる。小学生かよ。1億倍って。
ちなみに、アリは1京匹だそうです。1京。1京は1兆の10000倍ですね。トリコの捕獲レベルやドラゴンボールの戦闘力でもここまで増えない。フリーザ様がかわいく見える…。
他にもホタルやスパイダーのような、昆虫も100万種類位いるらしいですし
楓やヘチマの花みたいな、植物も生物にカウントされるでしょう。ほう。
そういうのを諸々勘案して考えると、地球上の生物全部の中で、人類に生まれる確率は限りなく低いことが分かります。たった70億ぽっちですからね。少ない。
遺伝子学的には、宝くじに100万回連続で当たるよりも低い確率だそうです。それはさすがに言いすぎなんじゃない?って思いましたけど、ガチだそうです。すごい。
そう考えると、優しいあの子が生を受けたのも、そしてその子と出会えた君も、奇跡的な確率なんですよね。
まさに運命の人。夢ならば醒めないでほしいですね。それか、君が思い出になる前に、正夢になってください。
あ、ちなみに僕は輪廻転生的に何かに生まれ変われるなら、人間じゃなくて猫になりたいです。どうでもいいですね。
それにしても、確率ってとても面白いですよね。
日常的に『確率』という言葉や概念は使いますけど、でも私たちの感覚とは違った結果になることもたくさんあります。はい。
有名なところで言うと『誕生日のパラドックス』とかどうでしょうか。
誕生日が被る確率が50パーセントを超えるには、何人くらい必要かって話です。
多分、自分以外に365人も集めれば確実にかぶるでしょうね。なんとなくそれは分かります。ええ。
で、50%を超えるにはその半分の180人位?って思うじゃないですか。
なんと、20人で良いんですって。マジ!?思ったより遥かに少ない。
ちなみに、1クラス分(40人)の人間を集めたら、およそ9割の確率で誕生日が被るってやつです。マジか。意外過ぎません?
でも確かにクラスに1組は誕生日一緒の人いたよね。いたいた。
まあ、これは数学的には、『余事象の確率』から考える、つまり『全員が同じ誕生日にならない確率を出して、全体から引く』という方法を取れば実は明らかなんですけど
確率にあまり詳しくない人からすると感覚的にはビビりますよね。僕もビビります。
詳しい話は数学に詳しい人に譲りますが、こういうことが結構頻繁に起こります。面白いですよね。
他にも『モンティ・ホール問題』っていうものが知られていますよね。
これは、モンティ・ホールさんっていう司会者が有名なクイズ番組が発端なんですけど
まず、挑戦者の前に閉まった3つのドアがあります。
1つのドアの後ろには景品の新車があるんですって。きっと青い車です。
残りの2つのドアの後ろには、はずれを意味するヤギがいるんだそうです。なぜヤギなんでしょう。パンダやライオンやペンギンのほうがいいよね。めぇ。
で、プレーヤーは新車のドアを当てるとその車が貰えるっていうシステムです。
つまり3つのドアのうち、1つのあたりのドアを当てるってことですね。
ただ、ここから少し悩ましいポイントがあって
挑戦者が1つのドアを選択した後、答え合わせをする前に、司会のモンティがヤギがいるはずれのドアを1つだけ開けて見せるんです。
そのあと『あなたの選択したドアを変えますか?』って聞くんですって。めっちゃメンタルブレイカー。モンティも悪役に徹しますね。
で、ここで問題として『挑戦者はドアを変更したほうが得なのか?』っていう出題がされます。
まあ、普通に考えたら3つの扉からあたりを1つ選んだ段階で、当たる確率は3分の1で
そのあと何を言われようとも確率は変わらないのだから、ドアを変えようが変えまいが確率は変わらないって考えますよね。僕もそう思いました。
でも実際は、変えた方が当たる可能性が高いんですって。ひえー。わけわからん。
まあ、確率論的には『ベイスの定理』っていうものを使って厳密に証明したりするんで、詳しい人に譲りますけど
これも日常的に僕らが感覚で考えると違和感ばりばりですよね。
むしろ、なんとなくそういうときって、変えた方が外れる気すらします。確率って面白いですね。
さて、ここまで徒然なるままに概要欄を書いてきましたが
ここまで読んでくれているってことは、きっと僕に対して好感を持ってくれているはずです。
それこそ、貴方の心の扉(ドア)は開いてくれましたか?そうですかよかったです。
ではその先にいるヤギは何なのでしょう。読んで損したことを表している?なるほど、はずれでしたか。
いやでも苦情は虹色侍に言ってください。彼らが僕に概要欄を書かせているんです。
ヤギだけに、虹色侍をスケープゴートにしてこの場は逃げます。さようなら。
(バランより。)
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