茶葉蛋【ツァ－·イエ·タン】
茹でた 玉子の 殻に ヒビを 入れ、烏龍茶や 紅茶で 煮込んだのが この『茶葉蛋』です。台湾の コンビニに 行けば、必ず 売られて いる 看板食品の 一つです（１個37円）。
茶葉以外に 塩、しょうゆなどの 一般調味料と 花椒、甘草、八角などの 漢方系の 調味料が 入って いる せいで、グツグツ 煮立てて いる 最中に コンビニに 入店して しまうと、その 異様な 匂いに 日本人は びっくりして しまう そうです。
（個人的には、この 香りを 嗅ぐと、安心するのですが、、、）
殻を 剝くと、ヒビの 間に 煮汁が 滲んで できた 模様が まるで 大理石の 模様の ようで、とても 面白く 感じます（画像右下）。人に よっては「わあ 恐竜の 卵みたい!」なんて 言う 人もいました。確かに 恐竜キングが 流行って いた 頃は この『茶葉蛋』が よく 売れて いた ようです。
食べると、茶葉の 香りが 玉子に 沁み込んでいて、ほんのりした 塩っぱさが なんとも 言えない 台湾ならではの 軽食です。
この『茶葉蛋』ですが、コンビニが 普及する 前の 時代は 『公車票亭』（画像左下）と いう バスの 回数券を 販売する バス版の キオスクで 売られて いました。デジタル化された 今では この『公車票亭』は 無くなって しまいましたが、コンビニが ない 時代には、この『公車票亭』は バス停毎に ある 便利な ミニショップでした。
朝 早くから 夜 遅くまで やって いて、雨が 降れば、カッパや 傘を 売り、お弁当、新聞、たばこ、牛乳、王子麵、そして『茶葉蛋』と いろんな ものが 買えました。お店に よって『茶葉蛋』の 味が 違って いて、それが『茶葉蛋』を 買う 楽しみでした。
今は どこの コンビニで 買っても、同じ 味に 統一されて しまい、昔の『公車票亭』の 『茶葉蛋』が 懐かしく 感じます。
幼い 頃、学校に 向かう 途中で 毎朝 必ず 食べて いた あの『茶葉蛋』は もう 食べられなく なって しまいました。
