7月8日(土)に新たに立ち上げるレギュラーパーティ"HOWL"について、田中知之のコメントが届きましたので掲載します。
※開催の2日前となる6日に田中知之は51歳の誕生日を迎えておりますので、是非”HOWL”に乾杯しに来てやって下さい!
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とにかく新しくイケてるレギュラーパーティを始めたいと思った。
グッとみんなの心を掴むようなパーティのタイトルはないものか? とずっと考えていたある日、何気に棚に並ぶ本の背表紙を目で追っていて「あっ!」と思った。
『HOWL(ハウル)』。そう、ビート・ジェネレーションを代表する詩人であるアレン・ギンズバーグの出世作。日本語に訳せば『吠える』或いは『咆哮』。ギターやマイクが”ハウる”と良く言うけれど、その語源でもあるHowlingのHowl。
奇しくもFantastic Plastic Machneのファーストアルバムを作っていた1997年に、アレン・ギンズバーグがこの世を去った。若い頃から、ビート・ジェネレーションの作家達の諸作や、彼らが活躍したミッドセンチュリーの時代背景に強く憧れていた私は、敬愛するサックスプレイヤーの清水靖晃さんの協力を仰いで「Allen Ginsberg」という曲を作ってアルバムに収録した。
あれからジャスト20年、何の因果か再びアレン・ギンズバーグ〜ビートニクからインスピレーションを受けてパーティを作ることになるとは。
最近FPMとは別にdododod(ドドドッド)というダンスミュージックに特化した別プロジェクトを始めて、せっせと音源制作に励んでいるので、そちらの側面もDJで上手く表現できればなと。
会場は代官山【Sankeys TYO】のメインフロア BASEMENT。旧【AIR】時代から東京のナイトシーンを作り上げてきた場所。初回となる7月8日(土)には、素晴らしいDJが集ってくれる。SHINICHI OSAWA(Mondo Grosso)、80KIDZ、JOMMY、MONKY TIMERS、というもはや鉄壁の布陣。
加えて、ビート詩人達へのリスペクトの意を込めて、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦がポエトリーリーディングを披露してくれる。ビート詩人はモダンジャズの演奏で詩を吟じたけれど、このパーティではフロアに鳴り響くキックとハイハットのビートに合わせて詩を朗読してもらおうかと。駄洒落になるけどこれが21世紀のビートってことで。このポエトリーリーディングは今後もこのパーティのトピックとして続けていくつもり。
更に世界一のレストランと名高いコペンハーゲンの【noma】でソムリエを担当した初の日本人である兼子享康によるスペシャルなワインバーも場内に登場。
オーガナイズはマーク・ナオキ率いるFlemming。フライヤーのデザインもまんまビートニクへのオマージュ。
因みに、サブフロア TAPROOMでは若手精鋭陣が手掛ける『nu cycle』を併催。
あ、敢えてフライヤーには謳ってないけれど、実は私 田中知之の51歳の誕生日の翌々日という、ナイスなタイミングのキックオフ。
しかもエントランス フィーはどなたがいつの時間帯にいらっしゃっても1000円ポッキリ。
というわけで皆様、是非ぜひお気軽にお越しを。朝6時くらいまではガンガンに音を鳴らしているのでアフターアワーズ使いにでも。朝方にもフロアのピークがやってくるような素敵なパーティになると良いな。
田中知之(FPM , dododod)
https://www.facebook.com/events/428852910829981/
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