「教養としての○○」という本が流行っていますが、案の定、「ウイスキー」版が出ました。『ビジネスエリートが身につける教養 ウイスキーの愉しみ方』(あさ出版、橋口孝司著)
ウイスキーの本はたくさんあるように見えて、だいたいウイスキー文化研究所の土屋守先生、関連の本が多いので、それ以外の方が出される、というのは意外と貴重だったりするのです。
著者のバーテンダー、橋口孝司氏とは、中目黒にお店があったときに、よく寄らせていただきました。ブレンデッドのオールドボトルのおいしさを教えていただきました。
ウイスキーという壮大な分野。膨大な情報量をよく「一冊」にまとめたな、と思います。ウイスキーの基本知識、原料と製造法、地域別の違い、歴史、飲み方など、全てが網羅されているのが凄い。
細かい知識は別に知らなくてもいいという人も、第５章の「ビジネスエリートのためのウイスキーの嗜み方」だけでも読んでおくと、自分の好みのウイスキーを見つけて、バーでもかっこよくウイスキーを注文できるというもの。
ウイスキーに興味があるけど、なかなか敷居が高くて・・・という人に、この本を通してウイスキーの楽しい世界を垣間見て欲しい。格好のウイスキー入門書と言っていいでしょう。
