ビフィズス菌の種類まとめ!種類によって効果に違いがあるって知ってた? ビフィズス菌といえば、「人間の体とって、良い菌!」というイメージを持っている方が多いはず。 たしかにビフィズス菌は、1899年にフランスにある生物学・医学研究を行う非営利民間研究機関「パスツール研究所」で、赤ちゃんのうんちから発見されました。もともと人間の腸内にいたわけだから、人間との相性はよいはずです。 ビフィズス菌っていう呼び方は、ある一つの菌を指しているのではなく、あくまで総称です。だからビフィズス菌にもたくさんの種類があるの。 今日はビフィズス菌の中でも注目されている種類の菌とその効果の違いについてまとめてみました。 ビフィズス菌とは? まずはビフィズス菌について、ざっくりおさらいしてみましょう。 ビフィズス菌をウィキペディアでみてみると、こんなかんじ。 ビフィズス菌とはグラム陽性の偏性嫌気性桿菌の一種で、放線菌綱Bifidobacteriales目Bifidobacterium属に属する細菌の総称。また、本菌属の基準種でもあるビフィドバクテリウム・ビフィドゥム Bifidobacterium bifidumのみを指すこともある。 参考:ウィキペディア ビフィズス菌は、あくまで総称です。 ビフィズス菌の特徴 その特徴をここでは大きく2つあげてみましょう。 糖を分解して乳酸と酢酸を作ってくれる。 酸素がきらい。 ビフィズス菌は酸素がきらいなので、納豆菌や麹菌に比べると、私たち人間が住む自然界では見つけにくいのが特徴です。人間の腸内では見つけられても、例えば私たちの目の前をふよふよと漂っているとは考えにくいの。 麹菌や納豆菌は酸素が好きな菌なので、ふよふよと漂っている可能性もあります。笑 また、乳酸菌は乳酸を作ってくれる菌の総称だけど、ビフィズス菌は乳酸と酢酸の両方を作ってくれる菌の総称です。私たちの腸にいてくれたら、とてもお得なことがわかりますよね。 ビフィズス菌の種類と効果の違い さて、ビフィズス菌の全体像がわかったところで、いくつか最近話題のビフィズス菌をみてみましょう。 ビフィズス菌A1 ビフィズス菌A1というビフィズス菌は、最近、急に注目されるようになった菌。その理由は、もしかしたら認知症やアルツハイマー病などの軽度認知障害が疑われる方の認知機能を改善する可能性があるのではと思われる研究結果が次々と発表されているからです。 森永乳業さんのプレスリリースによると、その内容はこちら。 「ビフィズス菌A1」の継続摂取により軽度認知障害が疑われる高齢者の認知機能改善効果に関する可能性が示されました。 参考: おおーー!期待大!! 森永乳業さんはどんな研究をしたのかというと、軽度認知障害の可能性が高いとされた高齢者27名に「ビフィズス菌A1」入りのカプセル(「ビフィズス菌A1」 を100億個含有)を1日2個摂取してもらったそうなんです。 そして摂取前、8週間後、16週間後、24週間後と定期的にMMSEスコアと呼ばれる認知症診断のために使われるスコアを計測したとのこと。 MMSEスコアの詳しい説明がウィキペディアに掲載されていたのでのせておきますね。 ミニメンタルステート検査(ミニメンタルステートけんさ、Mini Mental State Examination、MMSE)は、認知症の診断用に米国で1975年、フォルスタインらが開発した質問セットである。30点満点の11の質問からなり、見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などをカバーする。24点以上で正常と判断、10点未満では高度な知能低下、20点未満では中等度の知能低下と診断する。 参考:ウィキペディア このMMSEスコアを図ることで、認知症の改善がみえてきたそうなんです。誰もが歳をとり、人生100年時代の健康寿命が注目されている今の時代ですから、もしかしたらすごく私たちの人生を変えてくれる可能性があるかもしれません。 今40歳の私が高齢者になるときには、もしかしたらビフィズス菌が健康寿命を長くしてくれるかもしれないなぁ…。やっぱり菌ってすごいですよね。 ビフィズス菌B-3 そしてもう一つ、個人的にとても注目しているのがビフィズス菌B-3です。 ダイエット中の方や、腸内細菌とヤセる・太るの関係に興味がある方ならもうご存知かもしれません。ビフィズス菌B-3は、体重や体脂肪の減少をしてくれるという研究結果が発表され、世界中で注目されています。 森永乳業さんのホームページには、ビフィズス菌B-3の効果について、3つのポイントでまとめられていました。 体重、体脂肪の減少 内臓脂肪、皮下脂肪の減少 動脈硬化の予防 ビフィズス菌B-3がすごいのは、ただ皮下脂肪を減らしてくれるだけでなく、血液の中に流れる脂肪を分解したり、肥満や糖尿病につながる炎症を防いでくれるといわれていることです。 ヤセていてもコレステロールが高い方も結構多くいらっしゃると思いますが、このビフィズス菌B-3なら、善玉コレステロールを増やし、動脈硬化を予防するなどの効果もあるので、幅広い方にとって救世主となりえる菌であることがわかります。 ビフィズス菌の種類と効果の違いまとめ ビフィズス菌は、酸素がきらいなので私たちの生活の中ではなかなか出会えない菌です。でも、腸内には確実にいるし、そもそも赤ちゃんの腸内環境の99%はビフィズス菌といわれるほど、私たちの身体と相性が良い菌です。 乳酸や酢酸を作り出し、腸内環境を整えてくれるため、末永く共生していくことが必要です。 最近はビフィズス菌も乳酸菌のように細かい種類で認識されるようになってきたので、ビフィズス菌の種類によって効果が違うことを認識し、自分に必要な菌を取り入れたいですね。 最近特に私が注目しているのは、 認知症予防や改善に効果があるといわれているビフィズス菌A1 そして、 肥満や脂肪減少、動脈硬化の予防に効果があるといわれているビフィズス菌B-3 です。 みなさんもビフィズス菌の種類と効果について調べて、気になる菌をみつけてみてください♪
https://www.chounaikankyou.club/arti…/bifidobacteriuma1.html
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