写真と記事は関係無し 笑
In seat Japan のアプリにも載っていますが。
ジョージア戦の感想。
日本でのアルゼンチン戦を経て、トビリシに移動する。初戦はうまくいかなかったことも多かったので展開が読めない。少し不安もある中でのジョージア戦となった。
試合が始まって、最初のスクラムで押される。2012年の秋の試合を思い出して
嫌な予感がよぎる。なんとか凌ぐ。
ゴール前ギリギリまで攻め込まれたが、しぶとく守り、相手がこぼしたボールに飛び込み
ターンオーバーに成功。そこから二回のキックを織り交ぜてトライを取った。
このプレーで日本は息を吹き返した。
そのまま日本は勢いに乗りたかったが、試合中には新しい戦術であるキックが機能してこない。相手にアタックするチャンスを与えてしまい苦しい展開となる。
前半最後には、自らのミスからトライを奪われてリードされてしまう。
あまり良い展開とは言えなかった。
それでも、自分たちが崩されて取られたトライではなかったので、まだ勝利への望みが
経たれることは無かった。
後半が始まる。まだ日本は仕掛けない。自分たちのスタイルを信じて、キックを多用する。
早く攻めて欲しいと願っていた59分。
ようやくボールを大きく動かしてくれた。
ラインアウトから一気に外に展開する。
色々オプションがある中で、一番空いているところにボールを運び、最後はロマノレメキ
がトライ!
日本らしくて、素晴らしいトライであった。
嬉しかった。
その後、キックオフから多用してきたフミからのハイパントを堅樹が見事にキャッチそこからまた攻め込んで堅樹がトライを奪った。このトライもボールが動き、相手のディフェンスを混乱させて素晴らしいトライであった。
この2トライで逆転して、精神的に優位に立った。
ジョージアは、自分たちをコントロールできなくなり、ミスや反則を繰り返す。
日本が勝つポジションに入る。
後は、ストロングフィニッシュするのみ。
と安心しかけたが、最後まで危なかった。
やはり、テストラグビーは面白い。ジョージアの力を振り絞った最後のアタック。
ゴール前まで攻め込まれる。
最後は、ナキが押し出してくれた。
ここまできたら気持ち。日本の方がタフであったと思う。
僕は、NHKで解説をしていたが、勝ってスタジオが映った思わずニヤリとしてしまった。
新しいジャパンの初勝利。おめでとう。
もう一つ。
日本では、協会と選手会共同でパブリックビューイングを秩父宮で実施していた。
協力してくれた選手や裏方の協会、何よりも急な誘いにも関わらず多くのファンが来てくれた。
皆の想いがトビリシに届いたのは間違いない。
PVに関わった全ての人に感謝している。
今週は、ウェールズ戦。
ラグビー選手が一度はプレーしたいというスタジアム。
その場に立てる喜びを胸に戦ってくれるはずだ。
僕たちは日本から応援したい。
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