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アメリカ人が困惑する日本語「検討します」を英語にしてみる
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アメリカ人にとって非常に厄介な日本語が「検討します」という言い回しです。日本人はこの表現を、話を先延ばしたり、依頼を断ったりするニュアンスとしても使っていますが、アメリカではそのように曖昧な返事をする習慣がありません。なので今回は、そのことを予め踏まえたうえで、英語では「検討する」をどのように表現するかをご紹介しようと思います。
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1) Consider _____
→「〜を検討する」
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取引先や顧客からのオファーを受け入れるかどうか、真剣に考えていることを表す場合は、一般的にConsiderが使われます。決断をする前に慎重に考えることを意味し、メールやフォーマルな場で使われることが一般的です。
✔「〜を検討します」 → 「I will consider _____.」
✔「〜は検討中です」 → 「_____ is/are under consideration.」
✔日本で「検討をする」というと、相手のオファーを断るニュアンスが含まれる場合もありますが、アメリカでは「検討をする」=「真剣に考えて返事をする」のニュアンスがあるので気をつけましょう。断る場合は「I must decline your offer」や「I've decided not to accept your offer」とはっきり伝えましょう。
<例文>
I'll consider it.
(検討いたします。)
I'm considering whether to sign up or not.
(申し込むかどうかを検討しています。)
The proposal is under consideration.
(その提案は検討中です。)
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2) Think about _____
→「〜を検討する」
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この表現はConsiderと意味は全く同じですが、会話で使われることが一般的です。相手のオファーに対して「I'll think about it(検討します)」は1つの決まり文句です。Considerと同様、「断る」ニュアンスは含まれません。
✔「〜を検討します」 → 「I will think about _____.」
✔「検討します」 → 「Let me think about it.」
<例文>
I'll think about it.
(検討します。)
Did you get a chance to think about it?
(ご検討していただけましたでしょうか?)
Think about it and let me know next week.
(ご検討のうえ、来週までにご連絡いただけますでしょうか。)
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3) Seriously consider _____
→「〜を前向きに検討する」
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「前向きに検討する」をConsider positivelyと英訳している人をよく見かけますが、アメリカ英語ではちょっと不自然に感じます。オファーを受け入れる可能性が非常に高い場合はSeriously considerがナチュラルでしょう。
✔Give _____ (some) serious considerationも同じ意味合いを持つ言い回し。
✔会話ではConsiderの代わりにThinkがよく使われます。
<例文>
We are seriously considering placing an ad on your site.
(御社のサイトに広告を掲載することを前向きに検討しています。)
Please give it some serious consideration.
(前向きなご検討を何卒よろしくお願いします。)
He's seriously thinking about buying that car.
(彼はあの車を購入することを前向きに検討しています。)
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4) Thank you for your consideration
→「ご検討の程よろしくお願い致します」
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取引先などに何かを提案したり、仕事を依頼する時に使われる決まり文句です。メールでは結びの一言として最後に加えることがよくあります。
<例文>
Thank you for your time and consideration.
(ご検討の程よろしくお願い致します。)
Thank you for taking the time to consider my application.
(ご検討の程よろしくお願い申し上げます。)
※結びの言葉として仕事を依頼をする時によく使われる。
Thank you for your consideration of this request.
(当リクエストのご検討、何卒よろしくお願い致します。)
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5) Sleep on it
→「(1日)検討します」
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直訳は「一晩寝てよく考える」になり、何か重大な決断を迫られた際に、その場で即決や即答を避けたいときによく使われます。また、それほど重要な決め事でない場合でも、翌日に返事をしたい意思を間接的に伝える役割も果たします。
✔I'll give it some thoughtとI'll think it overも同じ意味合いを持ちますが、翌日までに返事をするといったニュアンスは含まれません。
<例文>
Let me sleep on it.
(検討します。)
I'll give it some thought and get back to you next week.
(検討して、来週までに連絡いたします。)
I need to think it over before I make a decision.
(決断をする前に、しばらく検討させてください。)
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英語のビジネスメールで使われる結び・締め言葉
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英語でメールをする時に使われる結び・締め言葉は沢山ありますが、今回はビジネスメールにおいて最も基本的なものをご紹介しようと思います。
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1) Sincerely,
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まずはフォーマルな結び言葉からスタートしましょう。ビジネスメールで最も一般的な結び言葉が Sincerely, です。Sincerelyは「心から」を意味する単語で、メールの結びに使うと「真心を込めて」のような意味合いになり、相手に誠実な印象を与えるフォーマルな結び言葉です。この表現は面識のある人と面識のない人、どちらに対しても使うことができるので、フォーマルなメールを送る時にどの結び言葉を使っていいかわからない時はこの表現を使えば問題ないでしょう。ただ、友達にカジュアルなメールを送る場合はフォーマル過ぎて固いフィーリングがあるので避けたほうがいいでしょう。
より丁寧にしたい場合は Sincerely yours, もしくは Yours sincerely, が使われます。アメリカ人は Sincerely yours, イギリス人は Yours sincerely, を使うと言われています。もちろん Sincerely, の一言だけでも十分丁寧な響きになりますが、目上の人や大切な顧客や取引先に対しては Sincerely yours, または Yours sincerely, を使うといいかもしれません。
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2) Regards,
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次によく使われる結びの言葉が Regards, です。Regardsは「敬意」を意味する単語なので、メールの最後に使うと「敬意を込めて」といった意味合いになります。 Sincerely, ほどフォーマルではないので、同僚、友達、面識のある顧客や取引先に対して使うといいでしょう。
また、Regards にはいくつかのバリエーションがあります。一般的には Best regards, Kind regards, Warm regards, の3パターンが使われます。Best regards, と Kind regards, は Regards, より丁寧ですが、Sincerely, ほどフォーマルな響きはなく、ビジネスの場ではよく使われる便利な結び言葉です。どちらも同じ意味合いを持ちますが、感覚的には Kind regards, の方が若干フォーマルな響きがあるように思います。Warm regards, は基本的に友人や親戚などに対して使われるので、ビジネスメールを書くときは Best regards, もしくは Kind regards, を使うことをお勧めします。
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3) Best,
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次は Regards, と同様、ややフォーマルな響きがあり、ビジネスメールでよく使われる Best,について。Best wishes, や Best regards, の略した言い方で、一般的に親しい間柄で使われます。ちなみに、Best wishes は「幸運を祈る」を意味する表現で、相手の幸運や幸福、成功を祈る時に使われ、ビジネスメールとカジュアルメールの両方で使えます。その他「I’m wishing you all the best.」を略した All the best, も似たような意味として使われます。失礼な印象はなく、相手に「全てが上手くいきますように」と幸運を祈ってあげたい時は All the best, もしくは Best wishes, を使うといいでしょう。
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4) Thank you,
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ビジネスメールでは Thank you, も結び言葉として使うことができます。Thank you は文字通り「ありがとうございます」を意味し、相手に感謝の気持ちを伝えたい時に使われます。シンプルに Thanks, と書くこともでき、その場合は Thank you, よりカジュアルな響きになります。
もし、相手に何かを依頼する時は「前もってお礼を申し上げます」を意味する Thank you in advance, と書くこともできます。しかし、この結び言葉を使うときは、相手がお願い事を受け入れてくれることを前提にしているので、依頼を受け入れてくれるかまだ分からない状態でこの表現を使うと、ちょっと厚かましい印象を与えてしますので使い方には気をつけましょう。
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ビジネスメールでは避けた方がいい結び言葉
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次はビジネスメールで避けた方がいい結び言葉をいくつか紹介します。まずは「またね」の意味として友達同士ではよく使われる
✔See you,
✔See you later,
✔Later,
の3つです。親しい友人へのメールであれば問題ありませんが、ビジネスメールとしてはカジュアル過ぎるので避けた方がいいでしょう。
最近よく見かける結び言葉 Cheers, も使い方に注意が必要です。この結び言葉は元々、イギリスでよく使わていたそうです。どちらかというとビジネスフレンドリーな響きがあり、同僚や仲の良い人に対してであれば使っても問題ありませんが、アメリカではこの結び言葉はフォーマル過ぎず良い響きがあると思う人がいる一方で、ビジネスではカジュアル過ぎるという声もあり賛否両論です。なのでフォーマルなメールでの使用は避けた方が無難でしょう。
続きまして Take care of yourself の略で「体に気をつけてね」の意味としてよく使われるTake care, について。友達や親しい間柄であれば使っても全然問題ありませんが、面識のない人やフォーマルなメールでの使用は控えた方がいいでしょう。
Thx や Rgrds のように省略した結び言葉もカジュアル過ぎるのでビジネスメールでの使用は避けましょう。仲の良い友人とLINEやメッセンジャーなどでやりとりをしているのであれば、このような省略英語を使っても問題ありませんが、ビジネスメールではインフォーマル過ぎるので避けるのがベストでしょう。
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結び言葉を使わない状況もある?
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同僚や面識のある人と、まるでSNSでやりとりしているような感覚で、同じ用件について何度もメールをする状況では結び言葉を使わないケースもあります。しかし、あくまで個人的な意見ではありますが、やりとりの回数に関係なく、最後に結び言葉を使うのはビジネスマナーだと思います。
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アメリカ人が困惑する日本語「検討します」を英語にしてみる
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アメリカ人にとって非常に厄介な日本語が「検討します」という言い回しです。日本人はこの表現を、話を先延ばしたり、依頼を断ったりするニュアンスとしても使っていますが、アメリカではそのように曖昧な返事をする習慣がありません。なので今回は、そのことを予め踏まえたうえで、英語では「検討する」をどのように表現するかをご紹介しようと思います。
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1) Consider _____
→「〜を検討する」
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取引先や顧客からのオファーを受け入れるかどうか、真剣に考えていることを表す場合は、一般的にConsiderが使われます。決断をする前に慎重に考えることを意味し、メールやフォーマルな場で使われることが一般的です。
✔「〜を検討します」 → 「I will consider _____.」
✔「〜は検討中です」 → 「_____ is/are under consideration.」
✔日本で「検討をする」というと、相手のオファーを断るニュアンスが含まれる場合もありますが、アメリカでは「検討をする」=「真剣に考えて返事をする」のニュアンスがあるので気をつけましょう。断る場合は「I must decline your offer」や「I've decided not to accept your offer」とはっきり伝えましょう。
<例文>
I'll consider it.
(検討いたします。)
I'm considering whether to sign up or not.
(申し込むかどうかを検討しています。)
The proposal is under consideration.
(その提案は検討中です。)
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2) Think about _____
→「〜を検討する」
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この表現はConsiderと意味は全く同じですが、会話で使われることが一般的です。相手のオファーに対して「I'll think about it(検討します)」は1つの決まり文句です。Considerと同様、「断る」ニュアンスは含まれません。
✔「〜を検討します」 → 「I will think about _____.」
✔「検討します」 → 「Let me think about it.」
<例文>
I'll think about it.
(検討します。)
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(ご検討していただけましたでしょうか?)
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(ご検討のうえ、来週までにご連絡いただけますでしょうか。)
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3) Seriously consider _____
→「〜を前向きに検討する」
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「前向きに検討する」をConsider positivelyと英訳している人をよく見かけますが、アメリカ英語ではちょっと不自然に感じます。オファーを受け入れる可能性が非常に高い場合はSeriously considerがナチュラルでしょう。
✔Give _____ (some) serious considerationも同じ意味合いを持つ言い回し。
✔会話ではConsiderの代わりにThinkがよく使われます。
<例文>
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Please give it some serious consideration.
(前向きなご検討を何卒よろしくお願いします。)
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(彼はあの車を購入することを前向きに検討しています。)
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4) Thank you for your consideration
→「ご検討の程よろしくお願い致します」
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取引先などに何かを提案したり、仕事を依頼する時に使われる決まり文句です。メールでは結びの一言として最後に加えることがよくあります。
<例文>
Thank you for your time and consideration.
(ご検討の程よろしくお願い致します。)
Thank you for taking the time to consider my application.
(ご検討の程よろしくお願い申し上げます。)
※結びの言葉として仕事を依頼をする時によく使われる。
Thank you for your consideration of this request.
(当リクエストのご検討、何卒よろしくお願い致します。)
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5) Sleep on it
→「(1日)検討します」
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直訳は「一晩寝てよく考える」になり、何か重大な決断を迫られた際に、その場で即決や即答を避けたいときによく使われます。また、それほど重要な決め事でない場合でも、翌日に返事をしたい意思を間接的に伝える役割も果たします。
✔I'll give it some thoughtとI'll think it overも同じ意味合いを持ちますが、翌日までに返事をするといったニュアンスは含まれません。
<例文>
Let me sleep on it.
(検討します。)
I'll give it some thought and get back to you next week.
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I need to think it over before I make a decision.
(決断をする前に、しばらく検討させてください。)
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