おいしい南国フルーツのパパイヤ。 最近は、果物として食べるだけでなく、まだ熟していない青いうちに「青パパイヤ」として採り、栄養補助食品やサプリメント、そして化粧品として使われています。 さて、青パパイヤの何がそんなに注目されているのでしょうか?今回は青パパイヤの効果効能についてまとめてみました。 青パパイヤとは? 青パパイヤは、果実が熟す前に収穫したまだ未成熟のパパイヤのことです。 タイやフィリピン、台湾、沖縄などの温かい地方ではとてもポピュラーな野菜のひとつで、フルーツとしてではなく野菜として炒め物やお漬物にして食べられています。 沖縄では、人家の庭に自生しているほど身近な植物で、繁殖力が強いことが知られています。「チチウリノキ(乳瓜木)」、「モッカ(木瓜)」、「マンジュマイ(万寿瓜)」などなど、パパイヤ以外にも呼び名がある植物です。 「マンジュマイ(万寿瓜)」なんて、まさに健康によさそうな名前ですね。 青パパイヤの栄養素をみても偏りなくいろいろなビタミンやミネラルが取れることがわかります。 ビタミンA ビタミンC ビタミンE ビタミンB群 葉酸 パントテン酸 カリウム カルシウム マグネシウム 鉄分 亜鉛 銅 参考: 青パパイヤの効果効能 青パパイヤには、いくつかの理由から、その効果効能がとても注目されています。 分解酵素「パパイン」がスゴイ パパインは、青パパイヤに多く含まれている、タンパク質を分解する酵素の一つです。 植物や動物はみな酵素を持っているので、私たち人間や動物、野菜にも酵素は存在しますが、この「パパイン」はとても強力な効果があるという意味で、広く知られるようになりました。 パパイン(英: papain、EC 3.4.22.2)は、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)の中のシステインプロテアーゼに分類される酵素。植物由来のプロテアーゼとしてはもっとも研究が進んでいるもののひとつである。 参考:ウィキペディア このパパインは、熟したパパイヤにはあまり含まれず、青い未完熟にのみ多く存在します。 タンパク質分解酵素に分類されてはいるものの、脂肪を分解するリパーゼや糖質を分解するアミラーゼも含まれていることがわかっていて、酵素の中でもいろんなものを分解しやすい酵素だということができそうです。 この効果に注目して、パパインを配合した化粧品もたくさん出回っています。 このたんぱく質を分解する働きで、古い角質を取り除き、肌に必要な皮脂はそのまま残してくれるため、肌にやさしい化粧品として販売されているものも多いのが現状です。 ポリフェノールの多さがスゴイ 鹿児島大学の石畑名誉教授の研究結果によると、ポリフェノールがただでさえ多いといわれている赤ワインよりも、青パパイヤのほうが7.5倍も多く含まれていると報告されています。 赤ワインはポリフェノールの含有量が多い飲料として知られていますが、なんと青パパイヤには赤ワインの約7.5倍ものポリフェノールが含まれています。 参考: ポリフェノールには、「抗酸化作用」があるといわれていますよね。 人間は時間の経過に伴って、酸化していく生き物です。酸化する原因は「活性酸素」という物質です。 呼吸、紫外線、食品添加物、ストレスなどなど、いろいろなものによって「活性酸素」ができますが、これを除去してくれるといわれるものの一つがポリフェノールなんです。 このポリフェノールのチカラで、コレステロールを減少させたり、血行促進を促してくれたり、生活習慣病、心筋梗塞、がんなどの病気を予防してくれる効果があるといわれています。 病気だけではありません。もちろんしみやしわなどの予防や新陳代謝の活性化、冷え性の改善など、老化防止やアンチエイジングに関連があることも起こりやすくなります。 青パパイヤの効果効能まとめ 青パパイヤは、黄パパイヤがまだ熟す前の青いパパイヤのことをいいます。 黄色く熟したパパイヤよりも青いパパイヤのほうが、パパインと呼ばれるたんぱく質分解酵素が多く、健康効果が高いことから、とても注目されるようになりました。 特に注目なのが、タンパク質分解酵素パパインとポリフェノールです。 コレステロールを減少させたり、血行促進を促してくれたり、生活習慣病、心筋梗塞、がんなどの病気を予防してくれる効果があるといわれ、最近は青パパイヤそのままを食べるのではなく、サプリメントや化粧品などの商品がたくさんうまれてきました。 アンチエイジングや老化防止が気になる方は、いちどトライしてみてくださいね。
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