映画『HELLO WORLD』、チョーおもしろい。というか、かなり難解な作品。このタイトル、このポスター、そして予告編からは、全く想定し得ない展開＆ラスト。久しぶりに、ラストで「やられたー」と思った。
主人公の高校生が凄い本好き、特にSF小説好きという設定で、書棚にはフィリップ・K・ディックの本が何冊も並んでいるという。「この主人公は俺か？」と思うくらい、自分に重なった！！ 恋愛描写が、胸キュンでいい感じ。青春映画としても楽しめます。
京都の町並みの描写も素敵。
日本版『インセプション』と言うと大げさかもしれませんが、極めて手のこんだ脚本はかなりのレベル。わかりやすい娯楽映画が好きな人は、見てはいけません。『インセプション』系の入り組んだストーリーが好きな人には、たまらない作品。多分、私の年間ベスト10に入るでしょう。
